ソーシャルプロダクツ・アワード(SPA)は、持続可能な社会の実現につながる優れた「ソーシャルプロダクツ」に光をあて、社会性と商品性の両面を評価する日本ではじめての表彰制度です。
2012年に始まり、11回目を迎えた今回のSPA2024で【環境大臣特別賞】を受賞いたしました。
【審査員コメント】
都市部の発酵温浴サロンと吉野の山をつなぐ、魅力的なサービス。間伐材や残材を活用し山林の美化からメタンガスの削減、アップサイクルにも取り組むなど、課題解決の幅も多岐にわたる野心的なプロジェクトである。日本の森林の課題である再造林の促進、山元への利益還元につながり、本格的な循環型のビシネスモデルとして優良な事例といえる。また、原材料へのこだわりの側面において、業務エリアを「林業」に拡げたのみならず、製材所を自社で構えたところは極めて重要で本格的な取り組みの証として評価したい。ヒノキの再利用だけでなく、使用後の行方、ヒノキを育てる環境、それに関わる人材の育成、そして地域への影響、未来まで、全てにおいて配慮がある点も、大変素晴らしい。エシカルに関心のない層も、サロンに通うことで新しい考え方や価値観に触れることができる、という点に大きな可能性を感じる。
SOCIAL PRODUCTS AWARD https://www.apsp.or.jp/socialproductsaward/