──まずは、西村さんのこれまでのキャリアと現在のお仕事について教えてください。
nifuに入社したのは2017年で、今年で9年目になります。温浴業界全体では17年、酵素風呂に携わってからは15年ほどになりますね。nifuに入る前は砂風呂の仕事も経験しました。
現在は本部マネージャーとして、全店舗のスタッフ教育を担当しています。現場での指導はもちろんですが、実は東京と奈良県の吉野町を行き来する生活を送っているんです。吉野では自社製材所でヒノキの加工作業を行ったり、実際に山に入ったりと、「素材づくりの現場」にも深く関わっています。お客様に届ける温もりがどこから来ているのか、その源流を肌で感じながら仕事をしています。
──温浴業界、そしてnifuで働くことになったきっかけは何だったのでしょうか?
20代の頃は飲食店で働いていたのですが、20代後半で婦人科系の疾患を患い、手術を経験したことが大きな転機になりました。それまでは無頓着だった自分の身体と必死に向き合う中で、「健康への意識」が劇的に変わったんです。
その時に知ったのが「身体を温めること」の大切さでした。当時通っていた砂風呂でその効果を実感し、そのままその施設で働き始めたのがこの業界に入ったきっかけです。その後、震災を機に地元・大阪へ戻ったのですが、大阪には砂風呂が少なかったため酵素風呂に出会いました。そこで生き物の力で温度が上がる酵素風呂の不思議な魅力に引き込まれ、今日までこの道を歩んでいます。
nifuへは、立ち上げのタイミングからサポートとして関わらせていただいたご縁で入社を決めました。
──実際に働いてみて感じる「この仕事ならではの魅力」は何ですか?
一番の魅力は、「働いている自分自身が健康になれること」ですね。この仕事をしていると自然と巡りが良くなり、しっかり汗をかけます。私自身、年齢を重ねてきましたが、エステや高価な美容液に頼らなくても満足できる肌質をキープできているのは、間違いなく発酵温浴のおかげです(笑)。
また、15年やっていても、微生物の力だけで高温になる現象には毎回感動します。日によって温度や状態が変わり、まるで生き物のように表情を変える。その奥深さは、何度経験しても飽きることがありません。
──どのような方がnifuの仕事に向いていると思いますか?
まずは何よりも、「nifuの発酵温浴が好き」という気持ちがある方ですね。自分が本当に良いと信じているものをお客様に提供できる。これは長く仕事を続ける上で、一番の原動力になります。
自分自身が健康になり、それをお客様にも喜んでいただける。そのサイクルを「楽しい」と思える方には、これ以上ないやりがいのある職場だと思います。そこからさらに一歩進んで、発酵の仕組みや、私たちが大切にしている「循環」の活動にまで興味を持っていただける方と一緒に働けたら、とても嬉しいですね。
──これから挑戦したいことや、大切にしたい目標を教えてください。
今は吉野の山に入り、地域の課題に触れる機会が増えています。そこで感じるのは、山林を守る活動と、私たちの提供するサービスは地続きだということです。
私たちが発酵温浴やプロダクトを通じて、どうやって山の資源を守り、循環させていくのか。その想いをお客様に伝え、店舗スタッフみんなとも共有していくことが私の大切な役割だと思っています。
ただ温まっていただくだけでなく、その先にある自然のこと、循環のことに少しでも興味を持っていただけるように。これからも、吉野の山の息吹を店舗へと繋いでいきたいです。